今日だけ真面目に語りましょ
こんにちは。じゅえです
今日はBAT・ZOの脚本担当として今回の作品について真面目に語ってみたいと思います。
今回作から脚本を担当させてもらうことになってまず最初に考えたのは、
BAT・ZOのアクションショー自体を
家庭での躾に役立ててもらいたい
ということ。
ただのコスプレショーなんかじゃない。
子供の娯楽性だけを重視したエンターテーメントがこれだけ氾濫している中で、私たちは真剣に子供達の情操教育に向き合いたいと考えました。
でも押しつけがましい作品は子供の興味を引かない。
子供は興味のないことに対してはクールですから、目を向けてもらえないようなお堅い作品を作ってもしょうがない。
今回書き始めるにあたって、いろんなDVDを参考にしました。もともとヒーロー物なんてゴレンジャー以来見たことのない私なので、そこに費やした時間も結構なもの
今回の作品のメインテーマは、親子愛です。
もし僕がピンチの時は、どんなことをしてでも必ず親が守ってくれる。
ハットラ君は、敵のアジトで遊んでいて捕まってしまった息子ウォンレのためにボロボロになっても戦います。
最後、くのいち琴影の活躍によって無事息子を取り戻したハットラは、
「僕も一緒に戦うよ!」
という息子に励まされ、最後の力を振り絞って悪を退治します。
親の愛は掛け値なしです。
ちなみに今回初出演してくれたハットラ君の実の息子ウォンレ君は、どんなアクションより、どんなポーズより、最後父にガッシリ抱きつくシーンを照れてなかなか出来ないようでした(笑)実の父子っていうのはお芝居のようにはあまり抱きあわないものなのかもしれないですね(笑)
そして悪役3人衆。
子供の涙を集めて世界一美しい宝石「キッズティアー」を作りたいと目論むジュエイル。
悪の軍団「ハマショッカー」の幹部になって大威張りしたいと出世欲に燃えるビーキラー。
とにかく自分より強い者に勝負を挑み続け、世界最強の鬼になりたい金剛鬼。
属している軍団は同じでも、それぞれが自分の欲望を満たすためだけに別々の方向を向いている3人。
そんな悪がハットラに勝てるわけがありません。そう、
みんなで心をひとつにして戦えば、きっと悪は栄えない。
子供達全員が声を合わせて「ハットラく~ん!」とヒーローの名を精一杯呼んで、それに応えて登場した正義の味方が、悪に負けるはずがないのです。
会場中がひとつの願いに満ちてました。
子供達から「鬼負けろ!」コールが上がることまでは想定していなかったので、実は嬉しくてちょっと泣きそうでした(照)
大人が頭で考えた主旨を、子供はハートでとらえてくれるんですね。
最後、子供達の声援を受け大きなパワーをもらったハットラ君が、マイクを使ってみんなに呼び掛けたシーン。
これはKANTOKUの提案で、ここだけはレコーディングじゃなくてぜひともハットラ君が伝えたいことをハットラ君の言葉で直接子供達に語りかけてほしい、ということになりました。
でもこの時にはすでに今回からセリフをレコーディングにすることが決定していたため、セリフのための余力を残しておかなくてもよいから、と、アクションシーンが過去の作品の3倍になっていました。
ハットラ・・・・喋れるのか!?
と少し心配をしていましたが、息絶え絶えで一言一言ゆっくりと喋るヒーローの言葉を、子供達は真剣な目で聞いてくれていたと思います。
本番前数回という練習の時にマサさんに「最後のセリフ決めました?」と聞いたのですが、マサさんは
「いや、前もって何を言うか決めるより、その場で子供達の眼を見て話をしたいと思います」
ときっぱり言ってくれていたので完全にお任せする形を取りました。
普段子供達に空手を教えているマサさんの言葉は、机上で考えたり活字になって配られたりする言葉たちより
よほど子供達の心に響いてくれるものだと思っています。
子供は尊敬できる人、口だけでなく背中で見せてくれる大人の言葉に対しては素直に耳を傾けてくれます。
BAT・ZOは、
つねに子供と真剣に向き合う大人の集団でありたい。
と思っています。
BAT・ZOが最初から持っているコンセプト。
子供に対して子供騙しなことはしない
子供に対して小手先のエンターテーメントを見せていても仕方ない。
面白い!面白い!のために集まった集団ではないのです。
今回のたった数十分の公演をするにあたって、メンバー達は本当にたくさんの時間を費やしてくれました。
3人の息子さんを持つマサさん。
4人の娘さんを持つママハハさん。
娘さんが生まれたばかりで忙しい中、毎週県外から高速を飛ばして練習に駆けつけてくれてたpontaroさん。
人生の転機にちょうど重なってしまって忙しい中道具を作ってくれたいっしぃさん。
そして、私たち夫婦もここでは言えないですがかなり重大な時期と公演が重なっていて不安な時期でもありました。
手前味噌ではありますが、本来ならこの時期になかなか子供達のためにあれほどの時間を費やすことが厳しい環境だった中、誰一人欠けることなく
「チビッコたちに観てもらうからには、今自分たちで出来る最高のパフォーマンスを引き出したい」
との共通の熱い思いでひとつの作品を作り上げてこれたことは、私にとっても最高の喜びです。
ヒーローだからかっこいいんじゃない
かっこいいからヒーローなんだ
今回長くなりましたが、ぜひ保護者のみなさまにはBAT・ZOの本来のコンセプトをご理解頂いたうえで、
「鬼こわかったね~」「ハットラ強かったね~」
という会話にもう一段階上乗せした会話で、子供達に「愛」と「平和」と「そのために戦う勇気」についてのお話をしてもらえたら、今回脚本を手がけた私も嬉しく思います
BAT・ZOをこれからもよろしくお願いします。
今日はBAT・ZOの脚本担当として今回の作品について真面目に語ってみたいと思います。
今回作から脚本を担当させてもらうことになってまず最初に考えたのは、
BAT・ZOのアクションショー自体を
家庭での躾に役立ててもらいたい
ということ。
ただのコスプレショーなんかじゃない。
子供の娯楽性だけを重視したエンターテーメントがこれだけ氾濫している中で、私たちは真剣に子供達の情操教育に向き合いたいと考えました。
でも押しつけがましい作品は子供の興味を引かない。
子供は興味のないことに対してはクールですから、目を向けてもらえないようなお堅い作品を作ってもしょうがない。
今回書き始めるにあたって、いろんなDVDを参考にしました。もともとヒーロー物なんてゴレンジャー以来見たことのない私なので、そこに費やした時間も結構なもの
今回の作品のメインテーマは、親子愛です。
もし僕がピンチの時は、どんなことをしてでも必ず親が守ってくれる。
ハットラ君は、敵のアジトで遊んでいて捕まってしまった息子ウォンレのためにボロボロになっても戦います。
最後、くのいち琴影の活躍によって無事息子を取り戻したハットラは、
「僕も一緒に戦うよ!」
という息子に励まされ、最後の力を振り絞って悪を退治します。
親の愛は掛け値なしです。
ちなみに今回初出演してくれたハットラ君の実の息子ウォンレ君は、どんなアクションより、どんなポーズより、最後父にガッシリ抱きつくシーンを照れてなかなか出来ないようでした(笑)実の父子っていうのはお芝居のようにはあまり抱きあわないものなのかもしれないですね(笑)
そして悪役3人衆。
子供の涙を集めて世界一美しい宝石「キッズティアー」を作りたいと目論むジュエイル。
悪の軍団「ハマショッカー」の幹部になって大威張りしたいと出世欲に燃えるビーキラー。
とにかく自分より強い者に勝負を挑み続け、世界最強の鬼になりたい金剛鬼。
属している軍団は同じでも、それぞれが自分の欲望を満たすためだけに別々の方向を向いている3人。
そんな悪がハットラに勝てるわけがありません。そう、
みんなで心をひとつにして戦えば、きっと悪は栄えない。
子供達全員が声を合わせて「ハットラく~ん!」とヒーローの名を精一杯呼んで、それに応えて登場した正義の味方が、悪に負けるはずがないのです。
会場中がひとつの願いに満ちてました。
子供達から「鬼負けろ!」コールが上がることまでは想定していなかったので、実は嬉しくてちょっと泣きそうでした(照)
大人が頭で考えた主旨を、子供はハートでとらえてくれるんですね。
最後、子供達の声援を受け大きなパワーをもらったハットラ君が、マイクを使ってみんなに呼び掛けたシーン。
これはKANTOKUの提案で、ここだけはレコーディングじゃなくてぜひともハットラ君が伝えたいことをハットラ君の言葉で直接子供達に語りかけてほしい、ということになりました。
でもこの時にはすでに今回からセリフをレコーディングにすることが決定していたため、セリフのための余力を残しておかなくてもよいから、と、アクションシーンが過去の作品の3倍になっていました。
ハットラ・・・・喋れるのか!?
と少し心配をしていましたが、息絶え絶えで一言一言ゆっくりと喋るヒーローの言葉を、子供達は真剣な目で聞いてくれていたと思います。
本番前数回という練習の時にマサさんに「最後のセリフ決めました?」と聞いたのですが、マサさんは
「いや、前もって何を言うか決めるより、その場で子供達の眼を見て話をしたいと思います」
ときっぱり言ってくれていたので完全にお任せする形を取りました。
普段子供達に空手を教えているマサさんの言葉は、机上で考えたり活字になって配られたりする言葉たちより
よほど子供達の心に響いてくれるものだと思っています。
子供は尊敬できる人、口だけでなく背中で見せてくれる大人の言葉に対しては素直に耳を傾けてくれます。
BAT・ZOは、
つねに子供と真剣に向き合う大人の集団でありたい。
と思っています。
BAT・ZOが最初から持っているコンセプト。
子供に対して子供騙しなことはしない
子供に対して小手先のエンターテーメントを見せていても仕方ない。
面白い!面白い!のために集まった集団ではないのです。
今回のたった数十分の公演をするにあたって、メンバー達は本当にたくさんの時間を費やしてくれました。
3人の息子さんを持つマサさん。
4人の娘さんを持つママハハさん。
娘さんが生まれたばかりで忙しい中、毎週県外から高速を飛ばして練習に駆けつけてくれてたpontaroさん。
人生の転機にちょうど重なってしまって忙しい中道具を作ってくれたいっしぃさん。
そして、私たち夫婦もここでは言えないですがかなり重大な時期と公演が重なっていて不安な時期でもありました。
手前味噌ではありますが、本来ならこの時期になかなか子供達のためにあれほどの時間を費やすことが厳しい環境だった中、誰一人欠けることなく
「チビッコたちに観てもらうからには、今自分たちで出来る最高のパフォーマンスを引き出したい」
との共通の熱い思いでひとつの作品を作り上げてこれたことは、私にとっても最高の喜びです。
ヒーローだからかっこいいんじゃない
かっこいいからヒーローなんだ
今回長くなりましたが、ぜひ保護者のみなさまにはBAT・ZOの本来のコンセプトをご理解頂いたうえで、
「鬼こわかったね~」「ハットラ強かったね~」
という会話にもう一段階上乗せした会話で、子供達に「愛」と「平和」と「そのために戦う勇気」についてのお話をしてもらえたら、今回脚本を手がけた私も嬉しく思います
BAT・ZOをこれからもよろしくお願いします。
Posted by 池野整体療術所院長 池野昌利 at 09:43│Comments(4)
│じゅえいる☆あんだんて♪
この記事へのコメント
大人が真剣に向きあえば、子供たちも答えてくれるんですね。
これを見た子供たちの心に、何か感じたものが、残ったものが絶対あったと思います。
私も見て見たかったです。
これを見た子供たちの心に、何か感じたものが、残ったものが絶対あったと思います。
私も見て見たかったです。
Posted by ミント at 2008年04月24日 10:48
☆ミントさん へ
DVDのレンタルを5月1日から開始します!・・・嘘です(^^;)
子供達にとっては目で見たもの、感じたものがすべてなので、そこにごまかしがあってはいけないと常に思っています。
こういうふうに子供達に関わっていられることが嬉しいですね。
もっとたくさんの方にぜひ観ていただきたいです☆
DVDのレンタルを5月1日から開始します!・・・嘘です(^^;)
子供達にとっては目で見たもの、感じたものがすべてなので、そこにごまかしがあってはいけないと常に思っています。
こういうふうに子供達に関わっていられることが嬉しいですね。
もっとたくさんの方にぜひ観ていただきたいです☆
Posted by じゅえ at 2008年04月24日 11:27
最高だったよぉ〜〜〜!!演技も脚本も歌も全てが心がこもっててねぇ〜〜〜!!(^O^)
子供達に伝わっていきますとも!(^_-)-☆
子供達に伝わっていきますとも!(^_-)-☆
Posted by としちゃん at 2008年05月01日 15:30
「強育」
強くなければ生きていけない
「共育」
優しくなければ生きている資格がない
歯を食いしばっても、傷ついて、泣いたら、
涙の数だけ強くなれると信じる
アスファルトに咲くタンポポのように
「郷育」
幸せの種を風に飛ばす、
跳べ、飛べたんぽぽの綿毛のように
強くなければ生きていけない
「共育」
優しくなければ生きている資格がない
歯を食いしばっても、傷ついて、泣いたら、
涙の数だけ強くなれると信じる
アスファルトに咲くタンポポのように
「郷育」
幸せの種を風に飛ばす、
跳べ、飛べたんぽぽの綿毛のように
Posted by 元 at 2008年05月27日 20:13